# 今年の猛暑はオーブルで乗り越えよう

 
 
 
    
私たちがOoBLEを開発するに至った経緯や、
「ものづくり」に込める想いをご紹介します
   
  
 
  



Q 「真空保存容器」とはどのようにして出会ったのですか?


きっかけは海外の展示会です。まだ日本に普及していない新しい商品を探していた時に「真空保存容器」を初めて見ました。その時の容器は素材がプラスチックで、お世辞にもデザインが良いとは言えませんでしたが、自動で容器内の空気を抜くアイディアにはとても魅力を感じましたね。真空保存の構造や、効果などを細かく調べるうちに、「これは多くの人の悩みを解決できる商品かもしれない」と思うようになりました。



Q  商品開発をすることになった決め手はなんですか?


真空保存の効果を確かめるために、取り寄せたサンプル品でとある実験をしたんです。開封したままのポテトチップスを容器に入れて1週間後に食べるといった実験です。普通なら、1週間も放置するとポテトチップスは湿ってしまい、おいしさも食感もほとんど失われてしまいます。あのガッカリする感じ、みなさんも経験ありますよね。そんな苦い経験を思い出しながら、半信半疑で真空保存した1週間後のポテトチップスを食べてびっくり。

「パリッッ!!!」

まるでさっき袋をあけたばかりのような咀嚼音が静かな部屋に響きました。この時、開発メンバー同士で目を合わせて「え?」って言ったのを今でも覚えています。笑


「魔法みたいだね。」

自然に出た言葉でした。実験ではポテトチップスを使いましたが、リアルな生活では、お米、パン、ペットフードなど、身近にある食材がなんでも使えてしまう。実用性の高さに感動し、「なぜこれが多くの人に知られていないんだ。」という驚きも同時に感じました。私たちはこの発見を元に、世界一おいしさをキープする真空保存容器の開発に本気で取り組むことを決意しました。






Q 開発中のこだわりや苦労を教えてください。


開発でこだわったのは、「耐久性のある素材選び」と「毎日使いたくなるデザイン」の2点です。当時、日本にある真空保存容器はすべてプラスチック製で、「使っていたら容器が爆発した」など恐ろしいレビューが散見されていました。技術革新が進んでいないことが、日本で真空保存容器が普及されていない要因だったわけです。

我々も同じ市場に参入する以上、耐久性の確保は最優先すべきことだと考え、安全で耐久性の高い容器を製造できる工場を探していました。ある日、真空保存グッズの最大手とされる中国企業から、ステンレスSUS403という素材の提案を受けたんです。高級感のあるステンレス素材は耐久性に優れていて、衛生的なところも保存容器として最適なものでした。厳重な耐久性検査もクリアし、安全面を確保できたときは一安心しました。

また、素材や機能性だけでなく、保存容器とは思えないスタイリッシュさと、空間に馴染むデザイン性の追求にも時間を費やしました。熟考を重ねた結果、飽きずに愛着を感じるような円柱型デザインを採用することにしました。余談ですが、実はOoBLEの「Oo」の部分はフタの二重丸から取っているんです。そのため、このデザインはブランドにとっても非常に意味のあるものになっています。







Q 「売れる」という勝算はどれくらいありましたか?


正直、不安な気持ちの方が大きかったですね。なにせ発売前に友人に商品を見せても、はぼ全員が「何それ?」と聞いてくる状態だったので。誰も知らない商品を売るということに対しての不安はありました。ただ、開発段階から商品の可能性だけは一度も疑ったことがなかったので、お客様にも必ず価値は伝わるだろうと信じていました。

販売という段階まで無事にこぎつけられたものの、真空保存容器というニッチな製品をどのように認知してもらい、購入までつなげるのかーー。まずはお客様に振り向いていただかなければ何も始まらないと思い、「おいしさ続く、魔法の容器。」というキャッチコピーをつけてクラウドファンディングで先行販売することにしました。






Q 実際に販売してみて反響はどうでしたか?


目標金額は30万円でしたが、最終的には854人の方から総額2,242万円の支援をいただきました。「こんな商品を待っていた」と嬉しいコメントも多くいただき、私たちの訴求がうまく伝わっていることが分かりホッとしました。まもなくして、テレビ番組やその他メディアからのお声もかかり、スムーズにOoBLEの認知度を上げることができました。本当にありがたい限りです。



Q 専門メーカーとして真空保存容器を売り続ける理由は?


私たちはブランドの世界観をとても大事にしています。この世界観というのは「一貫性」から生まれると思っていて、大手家電メーカーのようにジャンルの異なる商品をたくさん取り扱うと、どうしても我々が大事にしたい世界観が薄まってしまいます。そのため「売上をどう伸ばすか?」にこだわらず、「どれだけ愛着を持って使い続けてもらうか」という視点でお客様とコミュニケーションすることを心がけています。こういった一貫性のある行動を続けていくことで、「真空保存といえばOoBLE」と認知してもらえると思っています。






Q 価値を伝えるとき、他に意識していることは?


お客様のことを徹底的に理解しようとは意識していますね。例えば、日常のどんなシーンでストレスを感じているのかだったり、お客様の頭の中にある常識ってなんだろう、とか。そういうことを解像度を上げて捉える力がメーカーにとっても良質なコミュニケーションに繋がると思っています。「食材の保存」って多くの人にとってすごく身近なテーマだと思うのですが、実は誤った解釈をしている人も意外に多くて。お米の風味が落ちたり、パンが乾燥してカチカチになっていても「こういうもんだよね」と思い込んでる人も多いんです。だからこそ、まずは正しい知識を我々が発信していくことが大事で、これが価値提供の本質だと思っています。



Q 今後の目標はありますか?


いつかは1家に1台、OoBLE製品がある未来を実現させたいと思っています。OoBLEの実用価値は「食材の鮮度をキープする」という部分にありますが、実はその背景には、本来捨てるはずだった食材を捨てずに済んだり、栄養価の高い食事を毎日とれるといった良い面がたくさんあります。開発者である私も毎日使っていますが、ほんのわずかでも地球環境にとって良い取り組みができていると思うと、心が暖かくなりますし、食事の時間をより楽しめるようになっています。これは使ってみないと分からない感覚かもしれませんが、私たちにとってOoBLEは単なる鮮度をキープするだけの保存容器ではありません。OoBLEを使っていただくなかで、環境問題に対する取り組みや健康的な食生活が加速し、よりサステナブルな未来の実現につながると信じています。だからこそ、1人でも多くの人に手に取ってもらえるように、今後とも活動をしていきたいと思っています。




© 2024 OoBLE, 公式サイト

  • OoBLEロゴ
  • Amazon
  • American Express
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • JCB
  • Mastercard
  • PayPal
  • Shop Pay
  • Visa

トップに戻る