KALDI等の進出もあり、「コーヒーは豆から選びます」という方も最近は増えてきたのではないでしょうか?
New Innovationsの調査によると、家でコーヒーを飲む習慣がある方の3割以上が“コーヒー店などでコーヒー豆を調達する”と回答されています。
また「家で飲むコーヒーを選ぶのに重視するポイントを教えてください」という質問に対しては、半数以上の方が、“味(豆の種類)”と答える結果となっています。
コーヒーは豆から拘りたいという方が増えてきていますが、豆の保存方法は大丈夫でしょうか?
「買った時より酸味が強くなってる」
「苦味が増して好みの味じゃなくなった」
という経験は無いでしょうか?
コーヒーの風味は多くの要素によって左右されますが、最も風味に影響を与えるのが“コーヒー豆の酸化”です。
保存方法を工夫することで、これらの悩みを解消していきましょう!
コーヒー豆の“鮮度”
新鮮なコーヒー豆は豊かな香りと風味を持っており、酸化が進むと風味が劣化し、鮮度が失われてしまいます。
コーヒー豆に含まれる精油が酸化し、酸味や苦味が増加し、芳香成分が減少します。
その結果、コーヒーの鮮度が落ち、味わいも鈍くなることがあります。
コーヒー豆の保管におけるNG行動4選
・高温である
温度が高い環境下では酸化が進みやすくなります。低温の環境で保管しましょう。
・多湿である
豆にある小さい穴が湿気を吸着してしむうので、湿気が水滴となりカビが生えてしまいます。
・直射日光が当たっている
太陽光や蛍光灯の光が当たらないようにしましょう。紫外線等の光はコーヒー豆を劣化させるため、暗所で保管します。
・空気に触れている
空気に触れることで酸化が進みます。密閉容器や真空保存容器で保管しましょう。
コーヒーにとって「酸化」「温度変化」「多湿」は天敵です。
このような環境下での保管では、コーヒー豆がダメージを受けてしまい、あっという間に劣化してしまいます。
推奨される保存方法①
買ったままの袋での保存はオススメ出来ません。以下の保存方法が推奨されています。
◎冷蔵庫
冷蔵庫は温度が一定しているので、酸化や劣化を遅らせる一定の効果があります。
しかし、冷蔵庫から出すときに急激な温度変化が生じ、結露が発生する可能性があります。結露はコーヒー豆に水分を与え、品質を損なう原因となります。
推奨される保存方法②
◎密閉保存容器
密閉保存は外部の空気や湿気を遮断することが出来ます。
空気中の酸素や湿気はコーヒー豆の風味や味を劣化させる可能性がありますが、密閉容器で保存することでこれらの要素を抑えることができます。
推奨される保存方法③
◎真空保存容器
真空保存は外部の空気や湿気を遮断することはもちろん、容器内の空気も除去します。
真空保存容器で保存することで、酸化による味や風味の劣化を最小限に抑えることができます。
コーヒー豆 × 真空保存
◎香りと風味を“保存”する
酸素に触れることで、コーヒー豆の香りや風味が酸化されて失われます。
真空で保存することで、酸化を最小限に抑え、コーヒー豆の風味をより長く楽しむことができます。
◎長期保存が可能
真空で保存することで、コーヒー豆の保存期間を延ばすことができます。
通常の保存方法では数週間から1ヶ月が限度ですが、真空で保存すれば約4ヶ月の保存が可能です。
◎コーヒー粉の保存もOK
コーヒー粉は豆と比べて、空気に触れる面積が増えるため、豆の状態よりも酸化が進みやすくなります。
真空保存であれば粉状のタイプでも問題なく保存することが可能です。
素敵なコーヒーライフを
いかがでしたでしょうか?
コーヒーは非常に繊細な食品です。
保存方法を間違えてしまうと、味や香りを損ねてしまいます。
美味しくコーヒーを味わうために、正しい保存知識を身につけましょう◎